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40周年のあゆみ

おかげさまで40周年

おかげさまで、甲陽ケミカル株式会社は
創業40周年を迎えることができました。

 本年(2014年)2月をもって、創立40周年を迎えることになりました。 この間幾多の困難を克服し、幸いに今日の基礎を築き得ましたことは、ひとえに皆様の絶大なるご愛顧お引き立てによるものと感謝申し上げます。
 思えば35歳の時、化学工業薬品の製造会社であるラサ工業株式会社より独立し、工業薬品の販売会社としてスタートいたしました。
 若さあっての行動力で、365日仕事のことが頭から離れない日々…サラリーマンの頃には気が付かなかった、どうして日本はこんなに休日が多いいのだろうと、がむしゃらに頑張った日々が思い出されます。

カニ殻との出会い

 販売会社としてスタートして10年ほど後、某大手商社の友人よりカニの殻より天然の凝集剤(キトサン)ができる。食品会社から出る排水からタンパク質を回収して、飼料等に有効利用したいが天然の凝集剤を使用しないことには飼料や食品として使用ができないので、キトサンの製造を共同で事業化しないかと打診されました。
 一般の石油系の高分子凝集剤や鉄系及びアルミ系等、凝集剤については私の得意分野であったゆえ産業廃棄物であるカニ殻から有要物質が作れるこのテーマに飛びつきました。  それからの10年はキトサン漬けの毎日でした。
キトサンのオーソリティー鳥取大学教授の平野先生にご教授を受けながら、境港でのキトサン製造に辿り着き、販売のため全国を飛び回った日々が思い出されます。  その後キトサンが機能性素材として多くの機能が次々と発表され、健康食品素材としての認知もされるに及んで、キトサンの需要は大きく広がりました。  またその頃、サプリメント先進国のアメリカにおいてはキトサンの需要もさることながら、同じ甲殻類から製造されるグルコサミンが関節痛に良いということで爆発的に売れているという情報をキャッチし、いち早くグルコサミンの製造研究に取り組むこととしました。
今日、日本国内でグルコサミンの原料販売量のトップの座を築けているのも、弊社がキトサン及びグルコサミン等キチンに関連した専業メーカーの立場を貫いていることによるものと思われます。

経営の世代交代

 弊社は2005年に経営の世代交代が終わっています。
私が掲げていた進取の精神を持ちつつ、薬食産業(安心で安全な、健康に寄与する確かな機能を持つ食品産業)を進めることで日本がより明るく、より健康な社会となるための一翼を担える会社になって欲しいと考えております。
 皆様のおかげをもちまして弊社は40周年を迎えることが叶いました。これからも皆様の事業と社会の発展とともに半世紀を迎える企業を目指したいと存じます。今後とも変わらぬご指導ご支援のほどよろしくお願いいたします。

※2010年2月 平井伸治鳥取県知事(写真中央)と工場前にて撮影

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